かんたん!本格! 測定器を使った野菜づくり入門 かんたん!本格! 測定器を使った野菜づくり入門

自分の畑のpHを測定したことがありますか?実は土には酸度が存在します。野菜は、根を張る土の酸度に敏感です。なぜなら酸度が野菜にとって良くないと、養分を取り込めないからです。ほとんどの野菜は、弱酸性から中性の土を好みますが雨の多い日本の土壌は、土のカルシウムカリウム、マグネシウムなどが流されやすく、酸性土となってしまいがちなのです。そこで、土の酸度をアルカリ性、中性に調整するために石灰等を撒きますが、その分量を間違えると、野菜の収穫に影響を及ぼします。そこで、PH計を使い、酸度を測り、対処することがとてもたいせつなのです。
酸性土壌の簡単な見分け方
次の植物がよく育つところは酸性土壌であることが多い
スギナ・オオバコ・カヤツリ草・ハハコ草・キイチゴ
次の植物がよく育たないところは酸性土壌であることが多い
ホウレンソウ・タマネギ・ダイズ・アズキ・キュウリ・ニンジン
“土の酸度をきちんと
コントロールし、
高収穫の期待!”
pH計の使い方
pH計写真
土壌酸度測定器
DM-13の使い方
直接土に挿しておおよその土壌の酸性度 (pH4〜pH7程度)の測定ができます。
STEP1
測定する土壌に水を撒いて十分に湿らせます。
(手で握って固まる程度の水分が必要です。)
STEP2
金属部の電極がすべて埋まるように土壌に挿入します。
STEP3
1分ほどして、数値が安定したら読み取ります。
pH計の使い方の写真
主な作物の生育に適する土壌pH値
日本のように雨の多い地域は、土壌に含まれる微量要素(ミネラル)が流出し、土が酸化しやすいので、酸性土壌になりがちです。pHとは水素イオン濃度指数のことで 0~14pHで表し、7.0が中性、それ以下が酸性、以上がアルカリ性です。下記の表を参考に土壌酸度を調節しましょう。
作物名 pH
アスパラガス 6.0-8.0
インゲン 5.5-6.8
カボチャ 5.5-7.5
カリフラワー 5.5-7.5
キャベツ 6.5-7.0
キュウリ 5.5-7.5
ゴボウ 5.5-6.5
サツマイモ 5.5-6.8
サトイモ 5.0-7.0
ダイコン 5.8-6.8
トウモロコシ 5.5-7.0
トマト 5.5-7.5
ナス 6.0-7.3
ニンジン 5.5-7.0
ハクサイ 6.0-7.5
バレイショ 4.5-6.0
   
ピーマン 5.5-6.5
ホウレンソウ 6.0-7.5
ヤマイモ 6.2程度
レタス 6.0-7.0
作物名 pH
大豆 5.5-6.5
ラッカセイ 5.3-6.6
   
イチゴ 5.5-6.8
スイカ 5.5-6.8
ナシ 6.0-7.0
ミカン 5.0-6.0
メロン 6.5-7.0
リンゴ 5.5-6.5
   
セージ 5.5-6.5
バジル 5.5-6.5
ミント 7.0-8.0
ローズマリー 5.0-6.0
   
ショウガ 6.0-6.5
タマネギ 6.0-7.0
ニラ 6.0-6.5
ネギ 5.7-7.4
パセリ 6.0-6.5
初心者にも使いやすい
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